桑折町のクラフトビールについて

半田銀山Breweryのクラフトビール

先日地元である福島県桑折町に帰省した時、桑折駅前の酒屋で桑折町のクラフトビールを購入した。「半田銀山Brewery」という醸造所で製造されたビールである。

今回はこのクラフトビールについて記事にしたい。

クラフトビールの情勢

クラフトビールは埼玉でも人気があり、様々な街でご当地ビールが製造されるようになっている。ビール製造所について調べてみると、以前は200~300か所程度で推移していたが2015年頃から急に増え始め、2023年現在では700を超える醸造所があるとのことである。なお、数値はビアクルーズ様(https://beer-cruise.net/)のサイトから確認した。

ちなみに、1990年代後半にも醸造所が激増したタイミングがある。これは、1994年の酒税法改正によってビール製造免許取得に必要な最低製造数量が引き下げられたことにより、地ビールの製造が盛んになったためらしい。これが日本最初のクラフトビールのブームである。

桑折町の醸造所「半田銀山Brewery」

半田銀山Breweryは2020年に桑折町に初めて設立されたクラフトビール醸造所である。福島県内のブルワリーとしてはおそらく8件目になるようだ。半田銀山Breweryができたことを知った当時は、驚きと同時に「何か地元が面白そうなことになっている」とわくわくしたことを憶えている。

また、この醸造所の隣には半田銀山Breweryと同じ会社が経営する「上町CHEERS」(https://www.uwamachi-cheers.com/)というお洒落なカフェ&レストランがある。一度行ってみたいと思いつつ、未だ行けていない…。

そのため、せめて半田銀山Breweryのクラフトビールを買って帰りたいと、駅前の酒屋に滑り込んだ次第である。購入したのは推しの「王林ペールエール」と「半田銀山IPA」の2本だ。

飲んだ感想

王林ペールエール

王林ペールエール

王林ペールエールは、桑折町発祥の青りんごの品種である「王林」の果汁を使用したペールエールである。王林の誕生は1950年代というので、王林自体になかなかの歴史がある。アルコール度数は5%である。

飲んだ感想としては、非常に口当たりが優しく、爽やかでフルーティという感じだ。飲み続ければ健康になれるような気すらするのだ。

そして上の写真に写っているように、福島でもらった桃をとりあえず切って用意したのだが、この王林ペールエールと桃の相性がすごく良くて驚いた。ビールのピリッとした爽やかさと桃のとろけるような甘さを交互に味わうことで、それぞれの良さを最大限堪能できるのだ。”ビールと果物”という概念はこれまで自分にはなかったが、これは広めれば絶対に受け入れられる文化になる。

半田銀山IPA

半田銀山IPA

半田銀山IPAは半田銀山Breweryでバランスよく仕上げられたスタンダードなIPAである。半田銀山は桑折町の西部にある山で、実は過去に銀の産出量日本一を記録したこともあるほど優秀な銀山だった。しかし地滑りや豪雨等による山の崩落などを経て、1970年代に閉山となっている。半田銀山IPAのアルコール度数は6%である。

飲んだ感想としては、IPAらしくガツッとくるビールという感じだ。こちらは優しいというより力強いので、ビールらしくカロリー高めのしっかりとした料理に合うと思う。写真では梨を合わせて用意しているが、果実との相性ではやはり王林ペールエールの方が上だと感じた。

次はお店に行きたい

今回は自宅でしっぽり飲んだが、やっぱりお店に行って美味しい料理と一緒に味わいたい!

次は秋にバイクで帰ろうかと考えているので、そのタイミングが有力だ。お店を経営する鈴木氏とも話をしたいところである。

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