自分が運営を目指す”音楽事業”のイメージについて

このブログを立ち上げるきっかけになった「音楽関係事業の立ち上げ」という夢について、現在のイメージを記事として残しておきたい。

今後様々なことを見聞きしたり様々な人と交流する中でイメージは変わっていくと思う。あくまで当初のイメージを現像してみたい。

原型

以前の以下の記事でも少し触れているが、自分が初めにイメージしたものは「老若男女問わず誰でも音楽を楽しめる空間の提供(アコースティックカフェのような場所)」だった。

ここから想像を発展させて、もう少し目的ややりたいことを整理したのが次の内容だ。

事業のイメージ

事業の目的

  • 桑折町で音楽の拠点を作り、音楽のある空間を提供する
  • 若者の居場所や癒しづくり、地元愛の醸成、人と人とのつながりをつくる
  • 桑折町の音楽文化を醸成し、注目を集める
  • 桑折町に国内外からのお金を呼び込み、発展させる

一番の大きな目的としては、自分の地元である福島県桑折町に音楽の拠点を作り、人と人とが音楽を通じてつながる機会をつくることだ。親に遊びに連れられた小さな子供、音楽に興味を持った中学生や高校生、農作業や家事の合間に一息入れる人、桑折駅で降りた仕事帰りの人、退職して新しい趣味を持ちたいと考える人、誰でもいいから誰かと会いたい人…色々な人が「ここに行けば面白いものがある」「ここに行けば自分をニュートラルにできる」「ここに行けば音楽が好きな人が集まっている」と思ってくれるような空間を創り出せたら素敵だなと思うのだ。

そして、もう一つの目的として、国内外からの資本を桑折町に呼び込むというものだ。地域の経済的・社会的な発展において人口という要素は不可欠だと思うが、既に桑折町では人口減少が進んでいるし、日本全体で見ても当面人口は減り続けるだろう。そういった条件の中では、国内だけを見てビジネスを行っていてもジリ貧だと思う。国内と同時に海外にも当然にアプローチしていかないといけないはずだ。

音楽自体は言葉の壁を超えられるし、日本の音楽を熱心に追ってくれるような海外ファンも一定数いるようである。そのため、桑折町を良質な音楽の発信拠点にしてブランド力を付けることができれば、世界から注目される存在になり、町の活気になるのではないだろうか。…と簡単に書いているが、そう簡単にいくものはないのだろうとは思う。近隣(?)の仙台はジャズの街として定着しているが、ジャズ喫茶の老舗が多数あったり、日本で有数のジャズフェスである「定禅寺ストリートジャズフェスティバル」があったりして、生活に近いところにジャズがある印象である。文化が根付くのは一朝一夕にはならないだろう。

いずれにしても、難しい部分は多くあるがやる価値はあるだろうと感じているところである。

事業の内容

具体的な事業の内容としては、以下を想定している。全てを同時にスタートするのではなく、ゆくゆくは全て網羅したいといった感じだ。

カフェ

カフェと書いているが、要は空間の提供である。落ち着ける空間で、音楽を楽しんだり本を読んだり人と会ったりできるような空間を提供したい。

個人的にはイタリアのバールのような、安く美味しいエスプレッソが飲めるカフェがいいなと思うが、カフェとすると飲食店業となって営業許可や建物の内装制限が必要になるため、他の事業の内容も踏まえて「必要な事業の要素なのか」を考えるべきだと思っている。

カフェ

楽器教室

これが一番現実的で自分がリアルに想像できる事業だ。地域で音楽を楽しむ文化を醸成するには、楽器を教える事業が必要だと考えている。これは、プレイヤーが増えれば自然と誰かに聴いてほしい、誰かと一緒に演奏してみたいと思うようになり、どんどん音楽好きな人のコミュニティが生まれることにつながるはずだからだ。そしてハングリー精神のあるプレイヤーが切磋琢磨するような文化も生まれてくれば、地域から優秀なプレイヤーやアーティストを輩出することにもなるかもしれない。

やるならまずはアコースティックギターのレッスンから始めたいと思っている。軌道に乗った後にエレキギター、ベース、ドラムと発展させていけたら最高だ。あわせて、楽器を持っていなくてもレッスンを受けられるよう、楽器レンタルに対応するべきだと考えている。

ただこの一番の事業の課題は、現状自分が教えられるレベルに達していないことだ。付け焼刃のような技術力や知識では信頼されないだろう。自分でなくしっかりと実績のあるプレイヤーに講師を依頼するのもありだと思うが、何とか自分で教えられないものか…そんなことを考えながら、日々アコギの練習をしている状態だ。

アコースティックギター

ライブハウス、レンタルスペース

プレイヤーの演奏の場として、または外部の魅力的なアーティストとの交流の場として、ライブができるスペースを運営できたらいいなと思っている。

もしライブハウスを運営するのであれば、暗い・怖いといった昔のライブハウスのイメージは払拭した場所にしたい。そういった意味では、さいたま市のライブハウスである大宮ヒソミネが良い参考となると考えている。過去何度か訪れているが、現地調査としてまた近いうちに行ってみたいと思う。

ライブハウスのような空間と併用できるかは分からないが、レンタルスペースとして場所を貸すのも良いと考えている。これは音楽のライブ以外にも絵画やダンスなどの発表の場として使ってもらえれば、広くアートが集まる場になり、そこでコミュニケーションが生まれればまた面白いものができる可能性があると思うからだ。

ライブハウスの問題としては近隣への騒音の問題だろうか。これについては、やっぱり地下に作る、地上なら防音施工をしっかり行う、国道や線路の近く、または民家の少ない地域に建てるなどによって対応できるだろう。ただしそれぞれ費用も大きく異なるため、どういったあり方が良いのかはよく検討する必要がある。

ライブハウス

その他の事業

上記に関連して、CDやレコードの小売り、楽器消耗品の小売り、貸しスタジオ、機材のレンタル、レーベル業、オンラインショップの運営、Youtubeなどでのコンテンツのストックなどが考えられると思っている。バンドマンやシンガーソングライター、DJ、熱心なリスナーなど、色々なキャラクターの人が”満たされる”ようなサービスを展開できたら素敵だろう。

まとめ

現在の自分には経営の知識もないし上記のビジネスにおけるノウハウや人脈もない。ほぼゼロからの構築になる。まずは読書やネット記事の読み漁りで知識を付けることと、音楽に関する事業・シーンを肌身で知るために色々な場所へ足を運ぶことを心掛けたいと思っている。また、向かった先で何か交流が生まれたのなら、その縁は大切にしたいと思う。

とにかく行動に移すことが重要だ。

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